2018/07/31(火)に行われた【落合陽一・小泉進次郎 共同企画】平成最後の夏期講習(社会科編)について。
見てない人は絶対に見た方がいいと思えるくらい素晴らしい夏期講習だと思いました。
それでもなお、日本ってオワコンじゃない?と感じてしまったのでブログにします。
動画は以下から見られます。
平成最後の夏期講習の内容はこんな感じ。
ニコニコから引用。
目的:「社会課題がわかる、できる、なんとかなる」を実現。
平成に日本が抱える課題を認識し、技術への信頼を持つことで、
次の時代へ進むために社会に対するポジティブな行動を
各個人がとれる状況にすることで社会課題の解決を促進する。ねらい:参加者、視聴者へ以下の機会を提供すること。
-平成元号が終わる前に、社会課題について考える
-社会を支える技術について考える
-社会保障として国から何をしてもらいたいか、国は何をすべきか考える
-個人は今後どのような将来の中に生きていくのかを知る、今後の行動を考える
この目的とならいも素晴らしいし、なんと言っても各界の大御所・優秀な人間がボランティアで集ってのディスカッション。
超ハイクオリティな議論とプレゼンが見ていて気持ちよかったです。
「そういう課題もあるのか」「そういう切り口で解決を目指せるのか」と、今後の社会・生き方を考える上で非常に学びになりました。
そして同時に思ったことがあります。
そういう妙策を実行しないのが日本だよね。
いくら優秀な人が思考して、経済合理的な解決策を出しても、結局決定権を持ってるのは夏期講習を見ないし理解しない高齢者層だよね。と。
じゃあ課題の解決無理じゃん。
夏期講習冒頭の講義にある「我が国の未来に向けたリソース投下の現状と課題:ヤフー株式会社CSO 安宅和人」を見てはっきりわかりますが、結局日本の経済が回っていないのは高齢者層の社会保障・保険への支出が大きくて、投資するお金が無いから。
家族に例えると、労働世代の父母の収入以上の額を毎月借金して、それが祖父母へ回って、子供はまともにご飯が食べられてない状態。
そしてルールを改変するかどうかの決定権がお金をもらっている高齢者層にある。
働いても金が無い世代、将来のために投資対象とされるべき子供世代は決定権(投票数)が無い。
どうやって日本が変わるのかが全くイメージできませんでした。
A〜Fテーブルまでの、各ディスカッションも個別に全部見ました。
どれも各専門科の意見が飛び交って凄いワクワクするし、こうなったらいいなという意見もたくさんあった。
でもそれ全部、政府が動かないし、投票数持ってる高齢者が拒否するじゃんw
ポリテック?
テクノロジーが進化しても政府(ポリ)は有効活用できない。
高齢者票の割合を確保したいって目的だけで、いまだにスマホで投票もできない国ですよ。
スマホで投票できるようにしたら、労働世代の投票率あがっちゃうから。
女性が活躍できる社会?
高齢者・リタイヤ世代には関係ないから賛同されない。
高齢ドライバー問題をテクノロジーで解決?
高齢者テクノロジー受け入れないじゃん。免許返納もしないじゃん。
財政を良くするために、高齢者が自立できるようにする?
もう本人達は逃げ切りだから、そんな話聞く耳持たないじゃん。
いくら全体としての合理性を追求しても、既得権益&老害ブロックで全部排除される国。
まとめると、日本はルールを変えない・変えられないのが問題。
時代に合わせて憲法や法律も変えられない国。
これではどんなに解決策を提示しても無力。
日本には頭がいい人・優秀な技術、いくらでもあると思うんだけど、それを活用できるようなルールにならない。
今度は「ルールを変える方法」をディスカッションして欲しい。
もし既にその方法が存在するのであれば教えて欲しい。
僕の頭では今のところ思いつきません。
課題とか解決策の内容より、「ルールを変えられる方法」がわかれば少しは日本の将来に希望が持てます。
はぁ、税金つらい。