バクマン。を読みました。
今更?と思った人はすみません。
まだ読んでない人に向けて書きます。
主人公の少年が日本一の漫画家を目指して頑張るストーリーのマンガ。
個人で黙々と作業をしなければならないタイプの仕事の人は、とても共感できるマンガだったので是非。
やる気を出すための情報を探す
バクマン。を読もうと思ったわけは、漫画家がどのように仕事をしてるのか?を知りたかったから。
特に、「どうやってやる気やモチベーションをコントロールしてるのか」を漫画から得ようと思ったわけです。
※漫画を読むための言い訳
ボクは基本的にやる気がない人間でして、集中して仕事に取り組めないことで毎日のように自己嫌悪におちいっております。
もちろん「やる気を出す方法」「モチベーションをアップする方法」などでググって、検索上位の50記事くらいは目を通してます。
やる気・モチベーション関連の書籍も3冊くらいは読んだのかな?
でもやる気は出ません。
次に考えたのが「やる気が出る方法は人それぞれ違うだろう」ということ。
ボクは平均よりADHDの傾向が強めだと自覚してます。
診断は受けてませんが。
一般的に目に付く「やる気を出す方法」は、やはり一般論。
普通の人とADHDの人だと脳ミソが違うんだから、やる気を出す方法もきっと違ってくるよね。
ということでADHD関連の書籍も2冊くらい読みました。
結果としては、これでめちゃくちゃやる気出た!とはなりませんが、読む価値はあり。
気が散りやすいとか、待つのが苦手とか、普通とは異なる特徴やその原因を客観的に知れるだけでだいぶ違います。
ADHDに限りませんが、一般論的なものがどうも自分にしっくり来ないなーという人は、自分の特徴や傾向に合わせた切り口の「やる気を出す方法」を探してみるのをおすすめします。
さて、ここから更にやる気を出す方法探しが続くのですが、次に目をつけたのが「仕事のスタイル」です。
ボクは普段、大半の時間を自宅に引きこもってパソコンとにらめっこを続けるような仕事の仕方をしています。
そして、組織ではなく個人。
ブロガーや、アフィリエイトで言う「職人タイプ」です。
自分が黙々と手を動かさないと仕事が成り立たないスタイルですね。
このようなやり方をとっている人間の場合、組織の一員として働いてる人や、外注やスタッフさんをうまく回して管理・マネジメントに徹してるタイプの人とやる気を出す方法はきっと違うよねと。
じゃあ似たような境遇のプロフェッショナルはなんだ?と考えた結果、漫画家にたどり着きました。
で、そう言えば漫画家を題材にしたマンガあったなーということで「バクマン。」を読んでみることにしまたした。
漫画家の仕事スタイルに共感できる
見事にドンピシャ。
漫画家という職業が、「個人で何かしらを作りあげる」という仕事スタイルの人にピッタリ当てはまります。
作中の様々なシーンにおいて漫画をブログと置き換えられるのでとても共感出来ます。
一部紹介します。
漫画家には天才型と計算型がいる。
→ブロガーにも思うまま書いて面白いタイプと、どうやったらウケるか考えてブログ書くタイプがいますね。
連載作家になって契約金・原稿料貰えるまでは仕事やバイトをしながら漫画を作る。
→ブログで食えるようになるまでは副業で頑張ります。
漫画が連載になっても、人気が取れなければいつ打ち切りになるか分からない。
→ブロガーとしての人気も水物。いつGoogleに嫌われるか分からない。
漫画家なんて連載してなければただのニート。
→ブロガーなんてアクセス集められなければただのニート。アフィリエイターなんて売上無ければただのゴミクズ。
バクマン。読んでる。
専業アフィリエイター・ブロガーの中でも、個人でやってる人・職人タイプは境遇が似てるところがあって響く。
本来、このくらい厳しいんだよね、頑張らなきゃだよねって思える。https://t.co/Uw5TdGGwUZ pic.twitter.com/5nsdYVHES5— 山崎 響 (@hibikidcap) 2018年6月11日
人気アンケートの順位争い。
→ブログランキング争い。検索順位争い。
ある程度の人気は取れてたが、上を目指すには限界があるので新たに別の漫画を作る必要がある。
→月10万円くらいは稼げるけど、たまたま参入したジャンルの天井が低い。月100万円稼ぐには市場規模が大きいジャンルでサイトを作らなければならない。
今の漫画を書きながら、もう一本漫画を書くことが出来るのかという葛藤。
→今のブログを更新しながら、新規ブログ・サイトを作れるのか?
などなど、自分にあてはめて共感できるシーンだらけです。
個人的に気づきがあったのは、漫画の制作工程とアシスタントの使い方です。
漫画家は最初はもちろん全部自分で作りますが、連載が決まったらアシスタントをつけて漫画の制作を行うようです。
Webコンテンツも制作工程を分解して、どの部分が人に任せられるのか?ここは得意な人に任せた方がよりいいコンテンツが作れるんじゃないか?と考える必要があるなと。
企業のWebメディアや雑誌なんかはうまくやってるのでしょうが、個人メディアだとどうしても全部自分でやってしまうので、制作工程の線引きがよく分からない人も多いと思います。
ボクも外注を使うにあたって色々苦労した経験があるので(今も苦労してますけど)、漫画の作り方も参考になるなーと感じました。
漫画家とブロガーの違い
最後に、漫画とブログの大きく異なるポイント。
締め切りの有無です。
連載漫画(バクマン。だと少年ジャンプ)であれば、毎週締め切りがあるので、そこから逆算して仕事を進めます。
ブログは自由に書けるのがメリットではありますが、お金を稼ぎたいなら(仕事としてやりたいなら)自分で締め切りを設けた方がいいですね。
決めなくても淡々と記事を書ける人は別ですが。
時間が限られた中で、どれだけのことが出来るかという基準が無いと、なかなか結果に結びつかないなーと。
いい物を作ろうとすると、どうしても時間をかける方向に判断してしまいます。
結果、量×質の「量」が圧倒的に不足します。
特にWebコンテンツはあとから修正が効くので、決めた時間の中で出来たものをアップしてしまった方が良さそうです。
まとめ
個人で職人的な仕事をするスタイルの人はなにかしら気づきを得られると思います。
ただ、面白いので漫画を読み終わるまで仕事が手に付かなくなるリスクはご了承ください。
佐藤秀峰先生の「今まで見てきた漫画家になれない人たちの言い訳」 – Togetter https://t.co/5ONb0xgIHt @togetter_jpより
— 山崎 響 (@hibikidcap) 2018年6月11日
全20巻。仕事ばっかりしてないでマンガみましょ。