ホテルの長期滞在専門の予約サイト「マンスリーホテル(https://monthlyhotel.jp)」を紹介します。
ホテルの連泊・長期宿泊をする場合、連泊できるホテルに絞って検索・検討することができ、マンスリーホテルから予約することで平均20%ほど安く宿泊が可能です。
これまで「長期滞在にも関わらず通常料金でホテルに連泊していた人」や「マンスリーマンション(ウィークリーマンション)を利用していた人」にとってはお得な選択肢と成りえます。
サービスの特徴や使い方のコツなんかをまとめます。
公式サイト https://monthlyhotel.jp
マンスリーホテルで予約すると宿泊料金が安くなる
これまで長期滞在したい場合はビジネスホテルの公式ページや大手予約サイトから長期宿泊予約をするか、マンスリーマンションを利用するという選択肢がありました。そん中であえて「マンスリーホテル」を使う必要があるのか?という話を少し。
ビジネスホテルは長期宿泊でもあまり安くない
ビジネスホテルは長期滞在する場合のお得感が非常に薄いです。
- そもそも長期滞在で割引があるホテルは限られる
- 1週間以上の滞在で5%程度の割引
- 30日以上の滞在で割引率10%から最大でも20%ほど
こんなイメージです。
つまり、ビジネスホテルは「30日以上連泊するという条件」をクリアした場合のみ割引の恩恵がある感じです。1〜2週間ほどの連泊では「金額が変わらない」か「ごく僅かな割引」しかありません。
それが「マンスリーホテル」を使うことによって、1週間〜の滞在で平均20%も安く宿泊ができます。
マンスリーホテルとマンスリーマンションの違い
「マンスリーホテル」と「マンスリーマンション(ウィークリーマンション)」の名称が非常に似ていて混乱する方もいるかもしれませんので、違いを理解して使い分けができるよう念の為説明します。
マンスリーホテルはあくまでもホテルの長期予約サービスなので、実際の部屋・サービスは宿泊施設によります。
マンスリーマンションは一般賃貸(2年更新のやつ)の部屋を数週間〜数ヶ月の一定期間のみ利用できるものです。
マンスリーマンションでは通常の賃貸契約ほどではありませんが、簡易的な入居審査のようなものがあります。PDFやFAXで書類を送れば即日完了するものではありますが、ホテル宿泊と比較するとやや手続きに手間がかかります。
安く連泊する選択肢が増えた
僕は、1週間〜1ヶ月程度の長期宿泊をする場合の選択肢にマンスリーホテルが追加されたイメージで考えています。
- 連泊するにも関わらず割引の恩恵を受けられずに通常料金でホテルを利用する
- ホテルサービスを諦めてマンスリーマンションを利用する
- 金額を抑えたい場合は個室を諦めて格安のドミトリー(相部屋)ホテルを利用する
- Airbnbを利用する
- マンスリーホテルでビジホに安く泊る ← NEW
単純に宿泊費を安く抑えられる選択肢・可能性が増えたので、1週間以上の連泊をする機会があれば一度マンスリーホテルでホテルを探してみると良いでしょう。
ホテル宿泊レビュー
マンスリーホテル掲載ホテルに宿泊してきたのでレビューします。ただ、こちらは「マンスリーホテル」ではなく「宿泊先・宿泊ホテル」のレビューとなりますので、興味無い方は流し見でお願いします。
ちなみに、時期的に青森県弘前市にある弘前城を見てきました。スケジュール的に弘前桜まつり直前の模様となります。
宿泊ホテル
今回宿泊したのは「天然温泉 岩木桜の湯 ドーミーイン弘前(https://www.hotespa.net/hotels/hirosaki/)」です。
全国に展開しているビジネスホテルなのでご存知の方も多いかもしれません。ドーミーインの特徴は温泉・大浴場があること。広いお風呂でゆっくりしたい方にとっては嬉しいです。ただし、大浴場がある代わりに客室のお風呂はシャワールームのみとなっているので了承の上ご利用ください。
ドーミーインにはお茶やお酒などのウェルカムドリンクが用意されており、1日1本ご自由にお取りください形式であります。これとは別に弘前のドーミーインではフロント脇にりんごジュースのサーバー(ドリンクバー的なもの)があります。「林檎四季」という商品で美味いので是非飲んでください。
客室は一般的なビジネスホテル・ドーミーインとさほど変わりありませんが、WIFIが高速だったのが意外で嬉しかったです。下り300Mbps以上出てたので部屋で仕事やオンライン会議をするにも快適です。
弘前城・桜の様子
弘前さくらまつり準備中の模様です。肝心のさくらは開花直後で1〜2分咲きでした。満開の桜を見ることはできませんでしたが、その分人混みもなくゆっくり見て回ることができました。
弘前城のある弘前公園はとても広く、コースによりますが一通り見るには5km〜10kmくらい歩くことになります。ランニング・サイクリングで利用している人もちらほら。もし、弘前公園・弘前城を観光に訪れる場合は是非との歩きやすい靴で臨むことをおすすめします。
また、桜と別に見どころ?があったのは弘前城の門の修理と石垣修理です。
門の大掛かりは修理は約60年ぶり、石垣は100年ぶりの修理らしいので、ある意味桜を見るよりも貴重です。石垣がバラされている様子を見たい人は是非。
あと弘前公演の近くにあるスタバのデザインが変わってるので面白いです。(画像参照)
約一週間後、さくら満開時の写真を入手したので御覧ください。
マンスリーホテルの使い方のコツ
マンスリーホテルを使ってみて気づいたところや、こういう使い方をしたらスムーズかなと感じた部分を補足します。
あくまでも個人的に色々触ってみて気づけた部分であり、すべての情報を検証・精査したものではありませんのでご了承ください。
ご利用方法 公式サイト:https://monthlyhotel.jp/foruser/index.html
地域と日程から探す
宿泊施設の探し方は「利用したいホテル→空室を確認」でなく「空室状況で絞る→利用したいホテルを選ぶ」の順番になるイメージ。
というのも、マンスリーホテルに対応しているホテルは限定されるからです。マンスリーホテル自体がまだ新しいサービス(2020年11月開始)であることと、長期宿泊に特化していることにより、大手ホテル予約サイトと比べるとホテルの選択肢が限られます。
ホテル基準で選んでしまうと「ホテルを選ぶ→日程を指定する→空きがない」を繰り返してしまうことになります。
先に地域・日程・人数で絞って、マンスリーホテルで空きホテルが表示されたらラッキーという使い方になると思います。
一週間以上(7泊)から
マンスリーホテルは7泊以上から予約できるサービスです。しかし、実際にホテルを検索してみたところ「7泊指定では出てこないが14泊を指定すると表示される」ようなホテルが存在します。
ひとまずは、「7泊だと予約できないが14泊にすると予約できるホテルもある」ということ知った上でホテルを探すと良いと思います。
安くならないホテルもある
マンスリーホテルでは「平均20%OFF」が謳われています。僕が実際にいろんなホテルをいろんな宿泊地域・日程で探してみたところ、謳い文句どおりに20%前後の割引になっていました。これは単純に凄いなと感じたところ。
ただし、一部宿泊施設では公式からの予約と値段が変わらないものもありました。僕が見つけた範囲で言えば、もしかして「格安ドミトリーホテル」みたいなところは割引されてないかも?といった印象。もともとギリギリの値段でやっている施設は割引率が低いのかもしれませんし、たまたま僕が見たタイミングがそうだったのかもしれません。
マンスリーホテルを利用する際は、一応ホテル公式や大手ホテル予約サイトと値段の比較をした方が失敗がないと思われます。
ホテルを探す流れ
前述した内容を考慮した上で、マンスリーホテルでホテル予約するにはこういう流れがいいかなと思っている手順みたいなものを。
- STEP1宿泊施設条件・地域・日程・人数を決定
人数は基本的に固定だと思います。
後に条件を妥協して探すために、施設・地域・日程のどれを優先してどれならズラせるのかを決めておきます。 - STEP2マンスリーホテルで検索
希望条件に合うホテルが表示されたらSTEP3へ。
表示されなければ、条件を妥協して候補を探しSTEP3へ。
妥協できる範囲で見つからなければ諦めて他社予約サイトで探す。 - STEP3他予約サイト(ホテル公式)と比較
候補のホテルを他社予約サイトで調べ金額を比較。
30日以上の連泊の場合は公式サイトの割引も確認。
マンスリーホテルが安いことを確認できたらSTEP5へ。 - STEP4マンスリーホテルで予約
予約〜支払い完了。
Have a nice trip.
基本的にはマンスリーホテルと普段利用しているホテル予約サイト(楽天トラベルとかじゃらんとか)を比較して確認すると大丈夫です。30日以上の連泊になる場合に限り、公式サイトの割引が効いてくるのでホテル公式サイトも比較したい。
マンスリーホテルを使うとお得になる人
こんな人はマンスリーホテルを使うと幸せになれるかもしれないという例。
通常料金でビジホを連泊してた人
これまで「一泊分の料金×日数分」を支払ってホテルに長期宿泊したことがある人にとっては、マンスリーホテルを覗いてみる価値は十分あります。
単純にお得になる可能性があるだけなので、今後はマンスリーホテルを利用しない手はないでしょう。
ホテルが高くてマンスリーマンション・Airbnbを選択してた人
これまで値段や宿泊日数の関係でマンスリーホテルやAirbnbを選択してきた人にとっては、「ホテルが20%安くなるのであればホテルを選びたい」となる場合もあるでしょう。
僕みたいに自分で部屋の掃除をするのが苦手な人は、安くなるのであればホテルを選びたいですよね。
割引を効かせるためにホテル30連泊してた人
ケースは多くないかもしれませんが、例えば「本当は25日間の滞在で十分だけど、30連泊から割引が効くから30日以上宿泊しよう」みたいなケース。マンスリーホテルは7泊〜の割引なので、ホテル公式の割引に合わせて宿泊スケジュールを決める必要がなくなります。
また、30泊以上の長期滞在で問題がなかった人であっても、マンスリーホテルを使うことで「ホテルAに10泊+ホテルBに20泊」みたいな選択肢を取ることができます。つまりは、割引を得るためのホテル公式サイトの「30泊以上の縛りが消える」ので非常に使い勝手がよくなると思います。
まとめ
2020〜2022年くらいにかけて、ホテルのサブスクやリモートワークプランなども登場してきました。ただ、これらは長期滞在目的ではなく「毎月何泊できます」みたいなやつです。
個人的には季節やイベントに合わせて一定期間居住地を変えたいタイプです。仕事などの都合が許せばですが、例えば「冬は寒いから九州に滞在する」みたいな生活がしたい。こんな場合にはマンスリーホテルのような長期宿泊に対応したサービスはありがたいです。
今後も対応ホテルを増やしていく予定らしいのでサービスの拡大に期待したいと思っています。
それでは、よいホテルライフを。