冠婚葬祭を初めとして、礼服などフォーマルな装いを求められる機会もあります。
この場合、礼服に合わせる時計もフォーマルなものが好ましいです。
明らかにカジュアルな時計、例えばスポーツウォッチやG-SHOCKなどは避けた方が良いのは理解できますが、近年流行ってきたアップルウォッチのようなジャンルの腕時計はカジュアルとフォーマルとどちらに分類されるのか。
結論から言うと、ベルト・ケース・文字盤の色が落ち着いたものであれば、フォーマルシーンでアップルウォッチを身につけるのも許容内だと思います。
結局、パッと見の印象が落ち着いた雰囲気であればアップルウォッチだろうが周りは気にしません。
↓こんな色合いなら全然大丈夫です。
フォーマルな時計の条件は?
そもそもフォーマルな時計とはどんなものかを説明します。
理想的なフォーマル、だれがどう見てもフォーマルという腕時計の条件は以下。
- 黒ベルト
- 白文字盤
- 三針
例えばこんなの。
仕事で冠婚葬祭に携わっているスタッフさんはがこのような腕時計をしています。
あと、明らかに格式の高いシチュエーションなど。公的な式典に参加する場合など。
それ以外のシーンや立場においては、そこまで厳密にフォーマルさを気にする必要なありません。
明らかにNGなデザインだけ避ければ大丈夫
どちらかと言うと、明らかにこれはアウトというものを避けていればOK。
避けるべきポイントは以下。
- 原色
- 金色
- あからさまな高級時計
- あからさまにチープな時計
これらを避けてさえいれば、いちいち目くじらを立てる人はいないでしょう。いたら、よほど頭が固い人だけかと。
一般的には過剰に華美だったり派手だったり品のないもので無ければ問題ありません。
と、いいますか、「フォーマル」という概念も明確にルールがあるものではありません。
ルールがないからこそ「アップルウォッチはどうなの」という疑問が生まれるんですよね。
「フォーマルというものは」ルールでなくマナー的な範疇。
ですので、アップルウォッチは付けていいのか、どこまでのデザインが許容されるのかは結局「周りの人にどう思われるかが答え」となります。
それを良しとするかどうかの判断は、その集団の多数決・同調圧力ですので、フォーマルを気にする人がいなければG-SHOCKつけてても別に問題はないわけで。
逆にフォーマルさを気にする人が多かったり、集団の中の権力者がフォーマルに厳しい人だったりしたら、身だしなみのフォーマル度合いを高めにする必要があるだけ。
どうしてもそのときの集団や立場などのシチュエーションで許容範囲に幅が出ます。
これらを踏まえて一般的な判断基準で考えると落ち着いた色で下品でないデザインであれば、アップルウォッチでも全然許容されるはずです。
参考 葬式での腕時計マナー|色・文字盤・ベルトデザインなどの注意点
冠婚葬祭で使えそうなApple Watch
落ち着いた色合いのアップルウォッチを購入するか、フォーマル用に黒ベルトを用意しておけばいいかと思います。
基本的には黒系のものであれば、一般的な冠婚葬祭で利用できるかと思います。
もう少し気にする人は、こういったクラシックなモデル。
若干普通の時計に近いデザインです。
よりフォーマル感を強めたいときは、ビジネス用のレザーベルトに交換。
ここまでやると、もう遠目だとアップルウォッチだとわからない。
より、ビジネス色・フォーマル度合いを高めたい場合はどうぞ。
あ、文字盤は「シンプル」にしておくのがおすすめ。
ちなみに、同じ針(アナログ)でもクロノグラフはスポーツ感が強いので、フォーマルにはあまり適さないとされます。
まとめ
時代の変化により、アップルウォッチのようなスマートガジェットの認知も広がっていますし、多様性が理解されることでマナーもあってないようなものになっています。
何が正しいかは特定の地域やコミュニティによりけりなので、参加する冠婚葬祭によって変わってしまうのが悩みどころ。
以前、葬儀に参列してきましたが他人の腕時計を気にしてる人なんかいませんでしたしね。
最低限NGなラインを踏み外さなければ大丈夫です。
かなり古い常識の人間が集まっている田舎とか、おかたい業界の集まりであれば多少気にした方が無難かもしれません。
それでは。