MOFTの類似品・代替品を徹底比較|Kickflip・JOBSON・格安パクリ商品まで5年使用レビュー

MOFTの類似品をお探しですか?価格が高くて躊躇していたり、もっとコスパの良い代替品がないか気になっている方も多いでしょう。

実際、MOFT以外にも優秀なノートパソコンスタンドは数多く存在します。中でもBluelounge Kickflipは、私が5年間使い続けている最もおすすめできる製品です。MOFTより使い勝手が良く、安定性も優れているのに、なぜかあまり知られていません。

この記事では、MOFTの類似品・代替品を実際に使用した経験をもとに徹底比較します。有名ガジェット系ユーチューバーが新商品をレビューするたび「いや、Kickflipの方がええやろ」と思っている私が、忖度なしで各製品の本当の実力をお伝えします。

紹介する主な製品と特徴:

  • Bluelounge Kickflip:安定性・使いやすさで最強、5年使用の実体験レビュー
  • JOBSON:MOFTの半額でコスパ抜群、金属製で高級感あり
  • MOFT非粘着多機能スタンド:貼り付けたくない人向けの新製品
  • 格安類似品:中国から直輸入した激安パクリ商品の実態

各製品の価格・機能・耐久性を詳しく比較し、あなたの用途に最適な選択肢が見つかるよう解説します。2000円台から選べる優秀なスタンドで、快適なパソコン環境を手に入れましょう。

目次

MOFTの類似品・代替品おすすめランキング

MOFTの類似品を5年間使い続けた実体験をもとに、本当におすすめできる代替品をランキング形式で紹介します。価格、機能性、耐久性を総合的に評価した結果です。

1位:Bluelounge Kickflip(最もおすすめ)

価格:約3,650円(13インチ用)/ 約3,850円(15インチ用)

MOFTとの比較で圧倒的に優れる点

Kickflipは、MOFTユーザーが抱える不満をすべて解決してくれる最強の代替品です。5年間の使用経験から断言できます。

KickflipがMOFTより優秀な理由:

  • 2サイズ展開:13インチ用と15インチ用で最適なサイズを選択可能
  • 瞬間セットアップ:指一本で0.2秒の展開(MOFTは1秒)
  • 線接触設置:狭いデスクやケーブルがあっても干渉しない
  • 110度開放構造:加重で倒れない安定設計
  • 樹脂製で滑りにくい:金属製より摩擦が大きく安定

実際の使用感レビュー

最大のメリットは、パソコンを置いたまま指をサッと入れるだけでスタンドが立ち上がることです。MOFTのように「開いて折り込んで」という工程が不要で、真の意味でストレスフリーです。

2サイズ展開の重要性も見逃せません。MOFTはワンサイズ展開のため、15インチのパソコンに使うとスタンド部分からのはみ出しが大きくなり安定性が下がります。Kickflipなら各サイズに最適化されているため、この問題が発生しません。

粘着力劣化問題と対策

唯一のデメリットは、約2年で粘着力が低下することです。しかし、水洗いで復活させることができ、それでもダメな場合は500円程度で粘着テープを交換できます。

長期的なコストパフォーマンスを考えると、1日あたり約5円という圧倒的な安さを実現しています。

こんな人におすすめ

毎日長時間パソコンを使い、本当に使いやすいスタンドを求める人。多少価格が高くても、ストレスフリーな操作性を重視する人。


2位:JOBSON(コスパ重視)

価格:約2,200円

MOFTの半額で8割の機能を実現

JOBSONは、KickflipとMOFTの中間に位置する製品です。MOFTの約半額でありながら、基本的な機能はしっかり押さえています。

JOBSONの特徴:

  • 金属製でスタイリッシュ:MacBookとの相性が良い外観
  • 2個セット構造:パソコンの底面に2つのスタンドを配置
  • 約50g:軽量で持ち運び負担が少ない
  • 15度の傾斜:タイピングに適した角度

実際の使用感とデメリット

2年以上使用した結果、日常使いには十分な性能を発揮します。特にタイピングの快適性は大幅に向上し、手首への負担が明らかに軽減されました。

ただし、以下のデメリットがあります:

  • ワンサイズ展開:横幅20cmで大型ノートPCには不安定
  • 金属製で滑りやすい:テカテカしたデスクでは注意が必要
  • パソコンと別体:忘れやすく、紛失リスクあり

こんな人におすすめ

コストパフォーマンス重視で、2,000円台でMOFTの代替品を探している人。主に自宅で使用し、持ち運び頻度が少ない人。


3位:MOFT非粘着多機能スタンド(新製品)

価格:約4,200円

粘着したくない人のための新選択肢

2025年に登場したMOFT非粘着多機能スタンドは、従来のMOFTの問題点を解決した画期的な製品です。

新製品の特徴:

  • 非粘着式:パソコンに貼り付けない
  • MOVAS™ヴィーガンレザー:高級感のある素材
  • 15°と25°の2段階調節:従来MOFTと同じ角度
  • 複数デバイス対応:MacBookとiPadで使い回し可能

従来MOFTとの違い

最大の違いは粘着しないことです。複数のデバイスを使い分ける人や、パソコンに跡を残したくない人には理想的です。

ただし、非粘着ゆえの不安定さがあり、タイピング時の安定性は粘着式に劣ります。また、設置の手間が毎回発生するのもデメリットです。

こんな人におすすめ

MacBookとiPadを両方使用する人。パソコンに粘着跡を残したくない人。見た目の高級感を重視する人。


4位:格安類似品(中華製)

価格:約1,000円~1,500円

実際に購入して徹底検証

Kickflipの激安コピー品を実際に中国から個人輸入し、2ヶ月間使用してテストしました。

格安類似品の実態:

  • 見た目はほぼ同じ:素材感も意外と悪くない
  • 機能は同等:基本的な使用感はKickflipと変わらず
  • 粘着力が弱い:2ヶ月で位置ズレが発生
  • 接着面がフラット:MacBookの曲線に完全密着しない

品質と耐久性の問題

最大の問題は耐久性です。本家Kickflipなら5年使える製品が、格安品では数ヶ月でトラブルが発生します。

実際に起きた問題:

  • 粘着位置のズレ:温度変化で接着面がずれる
  • 到着まで2ヶ月:輸入時のトラブルで大幅遅延
  • サポートなし:故障時の対応は期待できない

おすすめできる人・できない人

おすすめできる人:とりあえず試してみたい人、短期間だけ使用予定の人

おすすめできない人:毎日使用する人、長期間使いたい人、サポートを重視する人

結論:600円という価格は魅力的ですが、長期的なコスパを考えると本家製品の購入をおすすめします。


総合評価とおすすめ度

製品名価格おすすめ度特徴
Kickflip約3,650円★★★★★最高の使い勝手、長期耐久性
JOBSON約2,200円★★★★☆コスパ重視、基本性能良好
MOFT非粘着約4,200円★★★☆☆複数デバイス対応、高級感
格安類似品約1,000円★★☆☆☆お試し用、短期使用向け

最終的な推奨:迷ったらKickflipを選んでください。5年間の使用実績が証明する信頼性と、毎日使っても飽きない操作性は他の追随を許しません。

MOFTと類似品の詳細比較

価格比較表(2025年版)

商品名価格(2025年6月時点)価格変動コスパ評価
MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド約3,043円↗ 約17%上昇★★★☆☆
Bluelounge Kickflip 13インチ約3,650円↗ 約14%上昇★★★★☆
Bluelounge Kickflip 15インチ約3,800円↗ 約9%上昇★★★★☆
JOBSON ノートパソコンスタンド約2,000円横ばい★★★★★
KAZARIKO ノートパソコンスタンド約3,580円横ばい★★☆☆☆
爪2本タイプ(AIYUJIWU等)約999円横ばい★★★☆☆
Kickflip激安類似品約985円横ばい★★☆☆☆

コストパフォーマンス分析

最もコスパが良いのはJOBSONで、Kickflipの約半額でありながら基本機能は同等です。MOFTは価格上昇により相対的にコスパが悪化しており、初回購入なら類似品を検討する価値があります。

セール・安く買う方法

正規品を安く購入する方法:

  • Amazonプライムデー・楽天スーパーセール時: 10-20%オフ
  • 米Amazon直輸入: Kickflipが約1,500円安く購入可能
  • メルカリ等の中古: 粘着力劣化のリスクあり

機能・性能比較

安定性テスト結果

横幅による安定性の違いが最も重要なポイントです。

商品横幅サイズ重量安定性評価
Kickflip 13インチ23cm約50g★★★★★
Kickflip 15インチ28cm約67g★★★★★
MOFT22.4cm約89g★★★★☆
JOBSON20cm約107g★★★☆☆
KAZARIKO14cm約136g★★☆☆☆

KAZARIKOは横幅14cmと最も狭く、15インチノートPCでは明らかに不安定になります。一方、Kickflipは2サイズ展開により最適な安定性を確保できます。

出し入れの簡単さ

操作の手軽さランキング:

  • Kickflip: 0.2秒で展開可能、指一本でサッと立ち上がる
  • JOBSON: 1秒程度、簡単だが角度が浅いため加重で倒れることがある
  • MOFT: 1秒程度だが折り込み作業が必要
  • KAZARIKO: パソコンをひっくり返して操作する必要があり最も面倒

MOFTは「1秒でセットアップ」と謳っていますが、実際にはKickflipの方が圧倒的に速いというのが5年使用した実感です。

接地面積・設置場所の制約

MOFTは設置面が「面」なのに対し、Kickflipは「線」での接地になります。

これにより以下の差が生まれます:

MOFTの制約:

  • デスク上にケーブルやペンがあると設置不可
  • 平らで広いスペースが必要
  • カフェの狭いテーブルでは使いにくい

Kickflipの利点:

  • 多少の障害物は干渉せずに設置可能
  • 狭いスペースでも使用できる
  • 散らかったデスクでも問題なし

耐久性(長期使用での劣化)

5年使用での劣化状況

Kickflip(正規品)の耐久性:

  • 粘着力: 約2年で水洗いが必要、3年目以降は交換推奨
  • ヒンジ部分: 5年使用でもスナップ感は維持
  • 本体: 樹脂製で傷つきにくく、色褪せもほぼなし

MOFT系商品の一般的な問題:

  • 素材の破れ: 紙系素材のため端部が破れやすい
  • 折り目の劣化: 繰り返し折り曲げで弱くなる
  • 粘着面: 面積が広いため劣化時の影響大

格安類似品の実態:

  • 2ヶ月で粘着ズレが発生することを確認
  • 粘着剤の質が明らかに劣る
  • 本体強度は意外に問題なし

サイズ展開比較

13インチ対応状況

全ての製品が13インチに対応していますが、最適化の程度に大きな差があります。

商品13インチ最適化備考
Kickflip 13インチ★★★★★専用設計で完璧にフィット
MOFT★★★☆☆ワンサイズのため若干大きめ
JOBSON★★★☆☆ワンサイズで汎用的
KAZARIKO★★☆☆☆横幅不足で不安定

15インチ以上への対応

15インチ以上のノートPCで最も問題になるのが安定性です。

大型ノートPC使用時の安定性:

  • Kickflip 15インチ: 専用サイズで抜群の安定感
  • MOFT: 対応範囲内だがはみ出しによる不安定さあり
  • JOBSON: 横幅20cmでは心細い
  • KAZARIKO: 横幅14cmでは明らかに不足

ワンサイズ展開の問題点

**ワンサイズ展開の製品は「小さい方に合わせて設計」**されているため、以下の問題があります:

設計上の制約:

  • 13インチに合わせるため15インチでははみ出し大
  • 金属製品は重量制限で小型化を余儀なくされる
  • 安定性と携帯性のバランスが中途半端

Kickflipの2サイズ展開は、この問題を根本的に解決しており、各サイズで最適な使用感を実現しています。特に15インチ以上のノートPCを使用する場合、専用サイズの存在は大きなアドバンテージです。

用途別おすすめ選び方ガイド

初めてのノートPCスタンド選び

ノートPCスタンドを初めて購入する人には、まずJOBSONがおすすめです。 理由は価格が2,000円台と手頃で、失敗してもダメージが少ないからです。

MOFTか類似品かで迷っている人への判断基準:

  • 予算3,000円以下:JOBSON(約2,000円)
  • MOFTブランドにこだわり:MOFT正規品(約3,043円)
  • 長期使用重視:Bluelounge Kickflip(約3,650円)

初心者が避けるべきなのは、いきなり高価格帯の製品や、Amazonで1,000円以下の格安中華製品です。JOBSONで慣れてから、より高機能な製品にステップアップするのが賢明な選択といえます。

失敗しない選び方のポイントは、まず自分のノートPCサイズを確認することです。 13インチのPCに15インチ用スタンドを使うと安定性が悪くなり、15インチのPCに13インチ用スタンドでは横幅が足りません。

持ち運び重視

頻繁に持ち運ぶなら、薄さと軽さが最重要です。 以下が各製品の携帯性比較データです:

持ち運び性能の比較:

  • MOFT:厚さ3mm、重量89g(最軽量)
  • Kickflip 13:重量約50g(最も軽い)
  • JOBSON:重量約107g(やや重い)

粘着式vs非粘着式の使い分け:

粘着式のメリットは、パソコンと一体化するため忘れる心配がないことです。MOFTやKickflipは一度貼り付けると、スタンドを忘れて外出することがありません。

非粘着式のメリットは、複数のデバイスで使い回せることです。MOFT非粘着多機能スタンドやJOBSONは、MacBookとiPadで併用可能で、パソコンに跡が残る心配もありません。

出張やカフェワークが多い人には、粘着式のMOFTまたはKickflipをおすすめします。設置に1秒もかからず、相手を待たせることがないからです。

在宅ワーク・固定使用

在宅ワーク中心なら、安定性を最優先に選ぶべきです。 タイピング中のぐらつきは作業効率を大きく下げるからです。

安定性の比較データ:

横幅サイズ(安定性の指標):

  • Kickflip 15:28cm(最も安定)
  • Kickflip 13:23cm(標準的)
  • MOFT:22.4cm(やや小さい)
  • KAZARIKO:14cm(不安定)

固定使用なら据え置きタイプとの比較も重要です。 貼り付け式は角度が固定されるため、デスクの高さによっては最適な角度にならない可能性があります。

より高機能なオプション:

  • Majextand:7段階角度調整(約5,000円)
  • Boyata:無段階調整(約4,000円)
  • アイリスオーヤマ NPS-P:7段階調整(約2,000円)

在宅ワークが中心で予算に余裕があるなら、角度調整できる据え置きタイプの検討をおすすめします。

予算重視

2,000円以下でまともに使えるのは、実質JOBSONのみです。 それ以下の価格帯は品質にばらつきが大きく、ギャンブル要素が強くなります。

予算別おすすめランキング:

  • 1,500円以下:JOBSON類似品(リスク高)
  • 2,000円台:JOBSON正規品(最もコスパ良好)
  • 3,000円台:MOFT(ブランド重視)
  • 3,500円以上:Kickflip(長期使用重視)

格安品の注意点は、主に3つあります。 まず、粘着力が弱く2〜3ヶ月で剥がれる可能性があること。次に、素材が安っぽく見た目が気になること。最後に、横幅が狭すぎて大きめのノートPCでは不安定になることです。

元記事の検証では、中華製激安類似品(約600円)は2ヶ月で粘着がズレるという結果が出ています。結果的に買い直しが必要になり、最初からJOBSONを買った方が安上がりでした。

予算重視でも1,500円以上の製品を選ぶことをおすすめします。 1,000円以下の製品は、レビューでサクラが多く、実際の品質が不明だからです。

注意すべき模倣品・パクリ商品

ノートパソコンスタンドの人気上昇に伴い、正規品そっくりの模倣品が大量に出回っています。特にKickflipやMOFTの人気に便乗した粗悪な類似品には注意が必要です。

正規品と模倣品の見分け方

Kickflipの偽物に要注意

Bluelounge Kickflipについては、正規代理店のトリニティから公式に模倣品への警告が出されています。模倣品は正規品と形状・仕様が酷似していますが、品質・性能が大きく異なります。

正規品の判別ポイント:

  • 販売店の確認:Amazonなら「Trinity Premium Store」表記のストアアカウント
  • 価格の妥当性:正規品は3,200円~3,650円程度、異常に安い商品は疑う
  • パッケージ:薄い箱型パッケージが正規品、ペラペラの袋詰めは模倣品の可能性大

信頼できる販売店

安全に購入できる販売チャネル:

  • Amazon:Trinity Premium Store(正規代理店)
  • 楽天市場:トリニティ公式ストア
  • 家電量販店:ヨドバシカメラ、ビックカメラなど
  • Apple専門店:キットカットなど正規取扱店

逆に避けるべきは出品者名が不明確なマーケットプレイスや、異常に安価な並行輸入品です。

避けるべき格安品の特徴

サクラレビューの見分け方

格安類似品には大量のサクラレビューが付いていることが多く、以下の特徴があります:

サクラレビューの典型パターン:

  • 画像添付率が異常に高い(通常5%程度なのに大半のレビューに画像)
  • 似たような文章構成で褒めちぎる内容
  • レビュー履歴が類似商品ばかりまたは非公開
  • 日本語が不自然な表現が混じる

実際の検証では、**冷却パッドカテゴリでサクラ製品が44%**を占めているというデータもあり、特に注意が必要です。

実際の失敗体験

筆者が600円の激安Kickflip類似品を中国から直接輸入して検証した結果:

届くまでの問題

  • 注文から2ヶ月半かかって到着
  • 途中で商品が動かず、再発送が必要
  • カスタマーサポートとの日本語でのやり取りが困難
商品追跡(クリックで拡大)
問い合わせ1回目
問い合わせ2回目
問い合わせ3回目
17trackの追跡

品質面の問題

  • 接着面がフラットでMacBookの曲線に合わない
  • 2ヶ月使用で粘着がズレる事象が発生
  • 正規品と比べて粘着剤の質が明らかに劣る

避けるべき格安品の特徴

  • 商品説明が曖昧で具体的なスペック記載なし
  • メーカー名が不明または聞いたことのないブランド
  • レビューの大半が5星で批判的な意見が皆無
  • 価格が正規品の半額以下

結論として、初期費用をケチって粗悪品を掴むより、信頼できる製品を選ぶ方が長期的にはコスパが良いというのが5年間の使用経験からの教訓です。特に毎日使用するアイテムだからこそ、ある程度の投資は必要と考えるべきでしょう。

実際に5年使ってわかった長期レビュー

Kickflipの経年変化

2015年から5年以上Kickflipを使い続けて分かったのは、この製品の圧倒的な耐久性です。本体の樹脂部分やヒンジ機構は、5年経ってもほとんど劣化していません。

粘着力の劣化タイミング

最初の2年間は全く問題なしでしたが、3年目に入った頃から粘着力の低下を感じ始めました。特に以下のタイミングで劣化が顕著になります:

粘着力劣化の主な原因:

  • 温度変化(夏場の高温、冬場の暖房)
  • ホコリや皮脂汚れの蓄積
  • 頻繁な着脱による接着面の疲労

2年後のメンテナンス方法

粘着力が弱くなってきたら水洗いで復活させることができます。中性洗剤を薄めた水で優しく洗い、完全に乾燥させれば粘着力がある程度回復します。ただし、完全に元通りになるわけではないのが現実です。

実際に試した復活方法の効果:

  • 水洗い:70%程度回復(一時的)
  • アルコール清拭:50%程度回復
  • 粘着テープ交換:95%回復(要技術)

交換・修理の必要性

5年使用した結論として、Kickflipは交換部品が入手困難です。粘着部分だけの交換はメーカー対応していないため、実質的に消耗品と考えるべきでしょう。

ただし、1日あたりのコストを計算すると約2円(3,200円÷5年間)なので、コストパフォーマンスは決して悪くありません。

MOFTユーザーの声

MOFTについては、購入から1年以内のトラブル報告が目立ちます。実際のユーザーレビューを分析した結果、以下のような問題が浮上しています。

よくある不満点

タイピング時のガタつきが最も多い不満です。MOFTは接地面が「面」のため、デスク上に少しでも障害物があると安定しません。

MOFTユーザーの主な不満:

  • 設置に平らな面が必要(ケーブルやペンがあるとNG)
  • 折りたたみ時に正確な位置決めが困難
  • 粘着面積が大きく、PC本体への影響が心配

実際の破損事例

素材が紙のような質感のため、角の部分から破れやすいという報告が複数あります。特に毎日持ち運ぶユーザーで、6ヶ月〜1年で角が欠ける事例が散見されます。

また、展開・折りたたみを繰り返すことで折り目部分が弱くなり、最終的に破断するケースもあります。

各製品の寿命比較

コスパの真実

実際の使用期間と総コストを比較すると、意外な結果になります:

製品別のコストパフォーマンス:

  • Kickflip:3,650円÷5年 = 1日約2円
  • MOFT:3,043円÷1.5年 = 1日約5.5円
  • JOBSON:2,800円÷3年 = 1日約2.5円

見た目の価格は高くても、長期的にはKickflipが最もコスパが良いという結果になりました。

長期的な満足度

5年間の使用を通して感じる満足度の変化も重要なポイントです。

Kickflipは使用開始から3年目まで満足度が高い状態を維持し、その後も機能的には十分使用できます。構造がシンプルなため、壊れる要素が少ないのが最大の強みです。

一方で、MOFTは初期の満足度は高いものの、半年を過ぎると徐々に不満が蓄積される傾向があります。これは素材の劣化と、設置時の手間が日々のストレスになるためです。

**「結局、シンプルで確実に動作するものが一番」**というのが、5年間使い続けて到達した結論です。新しい機能や見た目の良さに惹かれがちですが、毎日使う道具は信頼性が最重要だと実感しています。

購入前に知っておくべきポイント

ノートパソコンスタンドを選ぶ際は、実際の使用環境やパソコンとの相性を事前に確認することが重要です。購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、以下のポイントを必ず確認しておきましょう。

取り付け・取り外しの注意点

粘着跡の心配は多くのユーザーが抱く不安ですが、製品によって大きく異なります。

Kickflipの場合は、取り外しても接着痕を残さない設計になっており、5年間の使用実績でも跡が残ったことはありません。ただし、約2年で粘着力が劣化し始めるため、水洗いでの復活や粘着テープの交換が必要になります。

MOFTシリーズでは、繰り返し接着可能なリムーバブルグルーを採用しており、別のノートPCに再度貼り付ける際も同じ強力な効果が得られます。貼付け面積が最小限に抑えられているため、通気口を塞ぐリスクも低減されています。

再利用可能性については、粘着式スタンドは基本的に一度貼ったら長期使用前提で設計されています。頻繁に付け替えたい場合は、MOFT非粘着多機能スタンドJOBSONのような置き型を選ぶのが現実的です。

デスク環境別の相性

使用する場所によって、スタンドの設置面積が重要な判断基準になります。

狭いデスク・カフェでの使用では、設置面積の違いが快適性を大きく左右します。MOFTは設置面が面のため、ケーブルやペンなどの障害物があると設置できません。一方、Kickflipは設置部分が線なので、多少の障害物は干渉せずに置けます。

実際にカフェで作業する際、MOFTだとデスクの片付けが必要になることが多く、Kickflipならそのまま設置可能なケースがほとんどです。

障害物がある環境では、この差がより顕著に現れます。机の上が散らかりがちな人や、配線の多いデスクで使用する場合は、線接地のKickflipが圧倒的に有利です。

パソコンサイズ別の選び方

パソコンのサイズに合わないスタンドを選ぶと、安定性の低下見た目の悪さにつながります。

MacBook Air/Pro別推奨は以下の通りです:

13インチMacBook Air/Pro

  • Kickflip 13インチ(横幅23cm)が最適
  • MOFT(横幅22.4cm)でも使用可能だが、やや小さめ
  • KAZARIKO(横幅14cm)は安定性に不安

15-16インチMacBook Pro

  • Kickflip 15インチ(横幅28cm)が理想的
  • MOFTのワンサイズだと横幅のはみ出しが大きく安定性が下がる
  • JOBSONの20cm幅では心細い

Windows機での注意点として、通気口の位置確認が重要です。底面に排気口があるモデルでは、MOFTのAirFlowタイプ設置面積の小さいKickflipを選ぶべきです。

また、重量のあるWindows機(2kg超)を使用する場合は、耐荷重5kg以上の製品を選び、軽量なChromebookならJOBSONのような小型スタンドでも十分対応できます。

Surface Proなどの2in1デバイスでは、タブレットモードとの互換性も考慮し、非粘着タイプを選ぶのが無難です。

JOBSONはロック位置が貼付け面から90℃程度しか開いていないので、タイピング中に奥の方向に力が加わるとパタンと倒れてしまいます。これはストレス。

amazon.co.jp
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で、発売から7年くらい経っているのに特に商品が改良されたりすることもなく値段もそのまま。

まとめ

MOFTの類似品選びで迷っているなら、Bluelounge Kickflipが最もおすすめです。価格は3,000円台と決して安くありませんが、5年間の長期使用に耐える耐久性と、出し入れの簡単さ優れた安定性を考えれば、結果的に最もコストパフォーマンスが高い選択肢になります。

予算を抑えたい場合は、JOBSONが現実的な代替品です。Kickflipの半額程度でありながら、基本的な機能は十分備えており、初めてのノートPCスタンドとしても安心して使えます。

MOFTにこだわる理由が薄さと軽さなら、確かに魅力的な製品です。しかし、接地面積の広さワンサイズ展開による安定性の問題を考慮すると、万人におすすめできるわけではありません。特に15インチ以上のノートPC散らかったデスク環境での使用では、Kickflipの方が実用的です。

格安な中華製類似品については、品質にばらつきがあるものの、完全に使い物にならないわけではありません。ただし、粘着力の早期劣化精度の低さは覚悟する必要があります。

最終的な判断基準:

長期使用・安定性重視:Kickflip
コスパ・初心者向け:JOBSON
薄さ・ブランド重視:MOFT
とりあえず試したい:格安類似品

ノートパソコンスタンドは一度使うと手放せなくなる便利なアイテムです。多少の価格差よりも、毎日の快適性を重視して選ぶことをおすすめします。

在庫があればページが表示されます。

公式ページ: https://bluelounge.com/products/kickflip

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